芸術への心の旅日記

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help リーダーに追加 RSS PIERROT LE FOU

<<   作成日時 : 2008/08/26 20:38   >>

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有名で且つ支持を受け続けている映画なのに最近は聞かなくなったと思った、邦題「気狂いピエロ」。
原題の「PIERROT LE FOU」で、やはり支持を保っていた。
今回はジャン・リュック・ゴダール監督作品「PIERROT LE FOU」(1965年)を紹介します。

浴槽でベラスケスの絵画論を読むフェルディナン(ジャン・ポール・ベルモンド)は妻とパーティに出かける。
そこで、アメリカの映画監督サミュエル・フラーに会い「映画は戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、死・・・。一言でいえばエモーションだ。」という言葉を聞くが退屈し、妻をおいてパーティを抜け出す。
家では、元恋人のマリアンヌ(アンナ・カリーナ)と再会し、彼女のアパートに泊まる。
翌朝、見知らぬ男の死体を見つけ、マリアンヌと共に逃避行を始める・・・。

邦題の「気狂いピエロ」(キチガイ)は、差別用語交りで変更になったのかなと思う(あと読みにくい)。
原題でも変わらないので、根本的には解決出来ないのだが・・・。
ゴダール監督らしい光と色と音楽の交錯は観るものを魅了する。
そして、ミュージカル、メロドラマ、ギャング、コメディ、ロードムービーの要素が盛り込まれた展開も素晴らしい。
狙いなのか、本編のサミュエル・フラーの映画についての言葉を映画にしているような展開。
そして、ランボーの詩。
作品自体はフランス映画なので、心理描写が強い印象です。
破滅へと向かう主人公の刹那的な輝きと美しさに溢れた作品です。

ちなみにDVDとして紹介と思ったら廃版・・・。
再販を強く望む作品です。





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
思わず、ため息が出ました。(^^ゞ
すごい・・・K.TAKAさんの映画歴は以前のコメントで伺いましたが、つくづく奥が深いと思います。
ジャン=ポール・ベルモンドのラストシーンは記憶に残りますね。
ランボーの詩で永遠(永遠の一日?ちょっと曖昧です)⇒海と溶け合う太陽だったかな?
奥が深い映画だと思います。
ゴダール監督の作品で「中国女」を観てみたいと思っています。(何故か、切望している割に縁がありません)
貴重な(忘れかけていた)作品のご紹介ありがとうございます。
とむちゅん。
2008/08/27 08:07
とむさん。
お褒めいただき有難うございます。
ランボーの詩、仰る通り「永遠,海と溶け合う太陽」です。
「中国女」も衝撃的作品です。政治色が強い映画ですね(このタイトルが出てくるのが凄いです)。
K.TAKA
2008/08/27 09:33
タイトルは聞いたことがあるのですが、未見です。
確かにこのタイトルだと、テレビ放送も出来ないだろうし、いろいろと問題が出てきそうですね。
様々な要素が盛り込まれているという意味では、娯楽としても優れていそうな映画ですね。
桃源児
2008/08/27 13:47
桃源児さん。
色々な著名人からも本作は愛されていて、以前はテレビでも放送されていました。
しかし、タイトルが差別用語となった頃から見掛けなくなりました。
放送倫理で引っかかるのであれば無理ないですけどね。
ゴダール監督は独特の映像感覚で見せてくれますよ。好き嫌いはハッキリ分かれるかもです。

K.TAKA
2008/08/27 14:47
差別用語になるくらいなら、無理して邦題に変えず原題のまま出したらいいのにと思う映画ってたくさんあると思います。
中には洒落たタイトルをつけたなと思うものもありますが、これからは原題(またはせめて直訳題)のままならばタイトルから語学に勤しむ方も出てくるだろうと思うのに。(僕なんか、どんな意味だろう?って調べて他国の言語に興味を持つタイプです)
とむちゅん。
2008/08/28 18:50
とむさん。
そうですね。無理して邦題にしている感じのタイトルって多いですね。本作の場合は差別用語としての意識は当時は無かったと思います。
自分も原題の訳、興味を持ちます。
何故このタイトルがついたのかも調べたりします。
K.TAKA
2008/08/28 23:34

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